42CrMo継目無鋼管の化学組成は、GB/T 3077-2015「合金構造用鋼」規格に準拠しています(構造用継目無鋼管に関するGB/T 8162もこの組成要件を参照しています)。製錬分析で法的に許容される含有量の範囲 (質量分率、%) は次のとおりです。
元素記号
要素名
内容範囲
C
炭素
0.38~0.45
シ
シリコン
0.17~0.37
ん
マンガン
0.50~0.80
Cr
クロム
0.90~1.20
モー
モリブデン
0.15~0.25
P
リン (有害な不純物)
≤ 0.035
S
硫黄 (有害な不純物)
ニ
ニッケル(残留元素)
≤ 0.30
銅
銅(残留元素)
1. 焼入れ焼戻し状態での優れた機械的性質:焼入れおよび高温焼戻し熱処理後の従来断面パイプの引張強さは1080MPa以上、降伏強さは930MPa以上、破断後の伸びは12%以上、室温衝撃エネルギーは63J以上です。 45#継目無鋼管の1.8倍以上の強度と耐荷重性を有し、40Cr合金鋼管を大きく上回り、良好な塑性と靭性を維持し、高強度と耐衝撃性のバランスを実現しています。
2. 強い熱処理適応性と優れた焼入性:クロムとモリブデンの相乗効果により焼入性が向上し、油焼入れが焼戻し脆性をほとんど起こさずに厚肉部にも浸透します。焼き戻し、高周波表面焼入れ、ガス窒化等の各種熱処理工程に対応します。高周波焼入れ後の表面硬度はHRC55~60に達し、窒化処理後はさらに表面硬度が高くなり、「表面は耐摩耗性が高く、芯部は靭性が高い」という傾斜性能を実現します。
3. 安定した高温クリープ性と耐疲労性:モリブデンが高温での粒界滑りを効果的に抑制し、高温で強度が急激に低下することなく、500℃以下でも安定した強度と耐クリープ性を維持します。結晶粒が微細で均一なため、交互荷重下での優れた疲労強度、優れた耐衝撃性、耐過負荷性を備え、長期にわたる高周波応力がかかる重荷重条件に適しています。
4. 制御可能な加工性能: 焼きなまし/焼きならし状態で出荷されるパイプは、優れた加工性を備えています。焼き戻し後の硬度はHB280~320の範囲で安定しており、焼き付きや欠けが起こりにくく、高い加工精度が得られます。確実な溶接強度を得るために、溶接には250~350℃の予熱と溶接後の徐冷が必要です。
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